佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

チャリンコでとんかつ屋めぐり(加古川『とんかつ きりしま』)&三大銀杏めぐり


2020/12/02

 本日のチャリトレはとんかつ屋めぐり2店目。加古川市別府町の『とんかつ きりしま』を目指した。

 コースは次のとおり。

 家から東に走り、加西市玉野町から播磨中央自転車道を走り加古川市へ、権現湖から加古川右岸自転車道を河口まで走る。相生橋を東に渡り別府町『とんかつ きりしま』で昼食。食後は加古川駅方面へ北上。称名寺、BISTPIA、大神宮と加古川の三大銀杏を愛でて帰る。

 走ったコース地図と高度グラフ、スピードグラフです。走行距離104.80km、消費カロリー2,835kcal、高度上昇450m、平均移動速度16.9km/時。比較的平坦なコースをゆっくり景色や野鳥を眺めながら走りました。

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 この季節、川や池に野鳥の姿をよく見かけます。福崎町東田原のため池「古新池」ではオオバンを見かけました。最近よく見かけるようになりました。西日本で繁殖しているのでしょうか。真っ黒の身体に額の白がキュートな鳥です。

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 もう一種。遠目ではっきり識別できませんが緋鳥鴨ではないかと思います。鴨の種類は多いので確かなことは判りません。

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 加西市には古墳群があります。休憩がてらゆっくり見て回りました。

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北条町古坂の「笹塚古墳」

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北条町古坂の「マンジュウ古墳」

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玉丘町の「クワンス塚古墳」

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玉丘町「愛染古墳」

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玉丘古墳

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檀塔山古墳

 フラワーセンターの北にさしかかったとき、三田池の岸辺で羽を休める鳥たちが見えた。アオサギ、川鵜・・・・あれっ! コウノトリがいるではないか。

 白黒の羽。鶴に似た姿だがくちばしが黒、目が赤い。目をこらしてみると朱色の足には個体識別のための足環がある。まごうことなきコウノトリである。しばらく観察していると、湿地帯に降りて餌を探し始めました。驚かせないようにそっと写真を撮りました。

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 さらに走ると空高くから鳶が舞い降りた。おそらく野ねずみかなにかの小動物を捕らえたのだろう。鋭いまなざしがカッコイイ。しかしコウノトリの凜々しい赤い目を見た後だけに、少々影が薄いのも否めない。

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 播磨中央自転車道を権現湖まで走るとそこからは加古川右岸自転車道に入る。加古川河口まで自転車道が続いている。

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 加古川河口まで右岸を走りきり、昼食に向かう。今日の目的地『とんかつ きりしま』は別府町の住宅街の中にあった。

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 メニューを見てあれこれ迷ったが、初めての店なのでまずは定番のものにした。「きりしま特選ヒレカツ膳」はしっかり揚げてあり、カリッと揚がった衣が香ばしい。うまい。次に来るときは人気メニューだという「ステーキ&カツ」を食おうと心に決めて店を後にした。

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www.google.com

 午後は加古川三大銀杏を見て回った。称名寺は葉が散ってしまっていた。BISTPIAは丁度今が見ごろ。大神宮もまだ葉が残っていた。すべて近くにあるのだが種類が違うのだろうか。

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称名寺

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BISTPIA

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大神宮

 

チャリンコで蕎麦屋めぐり(和_なごみ)

2020/12/01

 本日のチャリトレ。今日から蕎麦屋めぐりを始めます。記念すべき1店目は林田町「和(なごみ)」。打ちたて、ゆでたての荒挽きそば・麦きりがウリの店のようです。

 今日のトレーニングコース。

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今日のトレーニングコース。走行距離47.01km、消費カロリー1,417kcal。

 安富町皆河に寒桜が咲いていました。

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植木野天神のムクノキ

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『和(なごみ)』では「手打ち板そば」を辛み大根と鴨つゆでいただきました。辛み大根で食べる福井産の蕎麦は抜群にうまかったですね。季節柄、あたたかい鴨つゆで食べる蕎麦ももちろんうまい。1時間近く古民家でゆっくりさせていただきました。

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2020年11月のアクティビティ

 11月のアクティビティは16。距離730.57km、消費カロリー20,172kcal。3日に161.25kmを走り、久々のセンチュリーライド達成。13日から18日まで島根県ツーリング。やはり11月はサイクリングに適した気候です。気持ちよく走れました。」

 

【11月のアクティビティ・カレンダー】

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チャリンコでパン屋めぐり(駅舎工房モン・ファボリ)

2020/11/29

 本日のチャリトレは「チャリンコでパン屋めぐり」シリーズ3店目。北条鉄道法華口駅の駅舎内にある「駅舎工房モン・ファボリ」を走行コースに組み込み北条鉄道沿線を走りました。

 加西市北条町から北条鉄道に沿って走り、播磨横田駅、長駅、播磨下里駅法華口駅と走り、法華口駅駅舎内のパン屋「モン・ファボリ」で昼食。さらに線路沿いに走り田原駅網引駅まで行き、その後万願寺川沿いに引かれた播磨中央自転車道を北上、鶉野飛行場跡を見学後帰途についた。帰る途中「常磐堂直販店」でかりんとうを買いました。

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走ったコース。走行距離62.20km、消費カロリー1,570kcal。

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長駅

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法華口駅

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駅の入り口がパン屋の入り口

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田原駅

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網引駅。大銀杏の葉はすべて落ちていた。また来年色づいた頃再訪したい。

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万願寺川沿いに播磨中央自転車道が整備されている。

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鶉野飛行場跡で紫電改のレプリカを見る。

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播磨横田駅

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常磐堂直販店

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チャリンコでパン屋めぐり(バッケンディヒター)

2020/11/21

 本日のチャリトレは「チャリンコでパン屋めぐり」シリーズ2店目。今日は広畑区の「バッケンディヒター (Backen Dichter)」を走行コースに組み込み、夢前川沿いを走りました。

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 店名は語感からしてドイツ語でしょうか。”Backen Dichter” を翻訳ソフトにかけると「焼ける詩人」とでてきました。なるほど。おそらくパンもドイツ系ということなのでしょう。しかし私はドイツに1度、二日間しか滞在したことがないのでドイツ系パンがどんなものか良く解りません。角食パンやあんパン(よくあるタイプのものではなく個性的なものでしたが)も置いてありましたので、敢えてドイツ系などとカテゴライズする必要もないのかも知れません。
 店の雰囲気、店主さん店員さんの対応も良くとても良いパン屋という印象でした。ゴルゴンゾーラとくるみのパン、いちじくのパン、an(あんが入ったパン)、ソーセージの入ったパン等々を買い、夢前川の土手に腰掛けて食べました。それぞれ個性的なパンで、味わい深く風味良し。これはまたリピートしたい店でした。

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レーニングコース。走行距離50.51km、消費カロリー1,339kcal。



 

山陰ツーリング6日目(益田市内ポタリングで北斎に出会う)

2020/11/18

 山陰ツーリング6日目は益田市内をポタリング。まずは日本キリスト教団・益田教会を目指した。私はキリスト教信者ではない。それどころか神も仏も信じていないバチ当たりな人間だ。しかし益田教会の牧師さんと知り合いで、先日、「ロードバイクの旅の途中にでもひょっこり訪れてください。当地はロードレースで有名です」と手紙をいただいたのだ。その方とは「四金会」という読書会で知り合った。益田でも「益田読書会」という会を主催していらっしゃるという。事前に何も連絡せず訪問してみた。それこそ「ひょっこり」訪れてみたかったのだ。

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益田教会

 残念ながら不在であった。手土産の酒「李白」を玄関に置いて石見美術館に向かった。教会までの道すがら「北斎展」をやっているのを見かけたのだ。丁度、開館時間直前である。

 石見美術館は石見芸術劇場との併設で「グラントワ」と呼ばれるすばらしい施設だ。平日の朝とあって、見学者はまばらでそれこそコレクションを独り占めに近いかたちで観ることが出来た。

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 ここで島根県北斎との関係を記しておきたい。北斎といえば葛飾北斎というぐらいで、江戸に生を受け江戸で活躍した画家である。晩年、信州小布施に滞在し画を描いたというのは有名。名古屋、関西を旅した記録もあるようだが、島根県を訪れたことがあるかどうか、私は知らない。なのに島根県北斎の作品を多く所有しているという。この企画展は『北斎_永田コレクション名品展』と銘打っている。この「永田コレクション」とはなんぞや。それは北斎の研究者として世界的に知られる永田生慈氏(1951_2018)のコレクションだという。永田氏は津和野町の出身で、長年に亘り北斎を研究し作品を集められた。永田氏が北斎に興味を持ったのは、小学生の時、たまたま古本屋で見かけた北斎の本『画本早引』がきっかけで、作品を集め始めたのは高校生のころだったとか。その永田氏が故郷の島根県北斎の作品と資料2,000点以上を寄付され、県が所有している。この永田コレクションは松江の「島根県立美術館」とここ「島根県立石見美術館」でしか見られないらしい。しまった。昨日の午後、松江にいる間に「島根県立美術館」にも行けば良かった。

 作品展はいろいろなテーマにチャレンジした20歳~35歳頃、摺物で活躍した36歳~44歳頃、読本の挿絵で大ブレイクした45歳~50歳頃、「北斎漫画」など絵手本を描いた51歳~60歳頃、「富嶽三十六景」を描いた61歳~74歳頃、老いてなお新しい分野にチャレンジし続け、あくまで成長し過去の自分を超えようとした75歳~90歳頃と貴重な資料と作品が展示してあった。北斎が75歳の時、自分の我か人生について記したという次の言葉が印象に残った。

己六才より物の形状を写の癖ありて
半百の此より数々画図を顕すといえども
七十年前画く所は実に取るに足ものなし
七十三才にして稍 禽獣虫魚の骨格 草木の出生を悟し得たり
故に八十六才にしては益々進み
九十才にして猶其奥意を極め
一百歳にして正に神妙ならん与欠
百有十歳にしては一点一格にして生るがごとくならん
願くば長寿の君子 予言の妄ならざるを見たまふべし

 残念ながら富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」を観ることは叶わなかった。企画展が前期・後期に分かれており、それは既に開催された前期の展示であったのだ。なにかまわない。昨夜、居酒屋「田吾作」で益田への再訪を期したばかりである。展示に合わせてまた島根県を訪れよう。

 北斎を堪能した後は益田駅近くの「大衆食堂だいこく」であなごの天丼を食べた。日本海産あなごを2本まるまる使ったあなご天丼のうまいのなんの。こういうものが普通の定食屋にあるのが島根のすばらしいところだ。それにしてもこのツインタワー状態のあなご丼。まるで一昨日くにびき海岸道路を走ったときにくにびき海岸大橋で見たモニュメントではないか。

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くにびき海岸大橋のモニュメント

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益田市ポタリングの軌跡。距離は約10km。

 以上で六日間の山陰ツーリングを終え、家に帰った。隠岐の島をはじめ日本海の景色の素晴らしさを堪能した。天気もすばらしく良かった。島根県の人は親切で自転車に優しかった。隠岐の島の「点」「青柳」、松江の「やまいち」「利き酒いっこ」、益田の「田吾作」と良き居酒屋で美酒に酔いしれた。思い出に残るすばらしいツーリングとなった。島根県にはこれから何度も訪問することになるだろう。

山陰ツーリング5日目(益田の夜は『田吾作』で)

2020/11/17

 山陰ツーリング5日目。夕方に益田のホテルに入った。この度の旅は自転車ツーリングだが、益田市に来たのは『田吾作』で飲むためである。といって予約はしていない。ひとりカウンターで飲むのだ。空いていなければ仕方がないと割り切って、次善の策も考えている。人気店なので早いにこしたことはなかろうと17:00過ぎに店に入った。

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 靴を脱ぎ、階段を降りるとカウンターがあり、カウンターの向こうは広い調理場が見える。お母さん、お父さん、息子さんが調理する姿と生け簀やガスコンロにかかった鍋が見渡せる。「予約してないのですが」とおとないを入れるとカウンター席を促された。ラッキーである。

 とりあえず生ビールと煮染めを注文。調理場の様子とメニューを見ながら注文を考える。別室のお客さんからイカの刺身の注文があったが、いけるかどうか予約の数と相談している。今日はイカは諦めよう。隠岐の島でもイカが不漁だと聞いた。中国が大小にかかわらず根こそぎ網で獲ってしまうらしい。文字どおり一網打尽というやつだ。困った国だ。

 さればとカワハギを造りにしてもらった。酒は「鍾馗」。昨夜、松江の『利き酒いっこ』でも飲んだのだが、コロナ禍の早期収束を願う島根県の酒蔵が結集して造った酒である。造りに参加した蔵は六つ。桑原酒場(益田市)、若林酒造(大田市)、一宮酒造(同)、富士酒造(出雲市)、石州酒造(津和野町)、池月酒造(邑南町)の純米吟醸酒ブレンドして出来た酒らしい。「鍾馗」の名は中国の故事にある「疫鬼を退け魔を除くという神」から来ており、石見神楽の演目にもなっている。

 うまい肴に舌鼓を打っていると、調理場のお母さんと目が合う。お母さんがにこりと微笑んでくれる。この店の魅力はこのお母さんの魅力でもある。

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 続いては「あわび バター焼き」。もちろん刺身もうまいだろうが、火を通したあわびもまたうまい。酒は「環日本海 やさか仙人」を燗で二合。こう肴がうまいと酒がスイスイ喉をとおる。夢心地である。

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 うまい肴と酒を堪能した。長っ尻はよろしくない。〆に先ほどのカワハギのアラを味噌汁にしてもらい、おにぎり二つを食べた。この味噌汁のうまいのなんの。再訪を期して店を出た。

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