佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(第60番札所・横峰寺~第64番札所・前神寺、昼食は『マルブン』で)

2022/05/10

 昨夜から『スーパーホテル 伊予西条』に宿泊。4時に起床し、ホテルの大浴場「石鎚の湯」に入った。こんなに早く風呂に入るヤツは私だけ。貸切状態であった。


 六時四〇分、ホテルにて朝食。例によってビュッフェ形式だ。今日も朝カレー。酒を吞んだ翌日はこれがイイ。


 七時三〇分、ホテルに大きな荷物を預け遍路に出発。今夜はホテルを変えるものの伊予西条にもう一泊する予定である。今日走ったのは次のルート。走行距離50.27 km、総上昇量914 mであった。
 『スーパーホテル 伊予西条』→ 第60番札所・横峰寺 → 第61番札所・香園寺 →

 第62番札所 ・宝寿寺 →『マルブン 小松本店』(昼食) → 第63番札所 ・吉祥寺   
 → 第64番札所・前神寺 → 『スーパーホテル 伊予西条』(荷物受け取り) →

 『エクストールイン西条駅前』(宿泊)

 

 

(湯浪休憩所に自転車を置き、そこから徒歩で横峰寺にあがる。片道2.2km、険しい山道。)

11:50~12:04 第60番札所 石鈇山 福智院 横峰寺

 険しい山道を登った先の横峰寺は石楠花その他が咲き誇る花の寺であった。特に青いオダマキが可憐であった。

 クリンソウ(ピンク)とオダマキ(青)

12:30~12:53 第61番札所 栴檀山 教王院 香園寺

12:58~13:11 第62番札所 天養山 観音院 宝寿寺

13:12~13:51 『マルブン 小松本店』で昼食。名物「てっぱんナポリタン」を食す。『マルブン』を知っていたわけではないが、この遍路旅で松山に泊まったとき訪れた居酒屋『たにた』で偶然社長さんと隣り合わせ、伊予西条に行ったら立ち寄らせていただくと約束したところ。地元の人気店のようでした。おいしかったです。

13:57~14:14 第63番札所 密教山 胎蔵院 吉祥寺

14:30~14:52 第64番札所 石鈇山 金色院 前神寺

 

15:36 伊予西条駅最寄りの「エクストールイン西条駅前」にチェックイン。

 

 十七時過ぎホテルから歩いて数分の居酒屋『耕ちゃん』で飲んだ。地元の魚を中心とした肴で地酒「石鎚」をやるとたまらない。カワハギは半身を「刺身、肝和え」にしてもらい、半身は煮付けにしてもらった。〆は「耕ちゃん巻き」。白身の魚を海苔巻きにしたものだ。庶民的でリラックスでき、しかもうまい、よい居酒屋でした。

19:41 「エクストールイン西条駅前」に戻り就寝。

四国八十八ヵ所自転車遍路旅、雨模様の一日、『西条図書館』で過ごす

2022/05/09

 昨夜から『スーパーホテル今治』に宿泊。

 6:50 ホテルにてビュッフェ形式の朝食。カレーがあったので、それを中心としたメニューにした。もちろんカレーだけで済むはずはなく、他にあれこれ食べてしまったのはいうまでもない。

 7:35 ホテルを出発しようとしたが、折しも小雨が降りはじめ、しばし足止めをくらった。雨雲レーダーの予測どおり15分ほどで雨が上がったので出発した。

 10:00ごろ、西条市に入ったところで雨が降り始めた。今日は西条に宿泊することにし、昼間の時間は『西条市立西条図書館』で読書して過ごした。

『西条図書館』は素晴らしい図書館であった。2016年12月23日に読んだ『図書館へ行こう!! 日本各地・注目の図書館90館+α』(洋泉社MOOK)に紹介されており、いつか訪れたいとGoogleMapに☆印をつけていた。公園に面した吹き抜けの美しい図書館であった。このような図書館を持つ市はいいなぁ。どこかの市のように景観に優れた一等地の建物に「国際交流なんちゃら・・・」や「男女共同参画なんちゃら・・・」、さらには「人権なんちゃらセンター」などと、およそ普通の市民が使わないスペースを作るより、こうした快適に何時間でも過ごせる場所を提供するほうが断然良い。

 昼メシは図書館から200~300m歩いた『松葉家』。街中のうどん家さんといった風情の店。「卵とじうどん」と「いなり寿司」を食べた。

 

 昼食後は再び『西条図書館』で過ごし、夕刻『スーパーホテル 伊予西条』に投宿。

 夕食はホテルから少し歩いた『お好み鉄板すみれ 西条店』にした。「生ビール」を一気に飲み干し、「メガ角ハイボール」「スイボール」「黒霧島ロック」「すみれモンサワー」と飲み進める。肴は「鉄板キョーザ」「豚せせり」「豆腐ステーキ」「和牛A4ステーキ」「三津浜焼」「旨辛焼きそば」。すべてうまい。酒がすすむのなんの。

 後にわかったことだが、ちょうど今日から【たび西条宿泊キャッシュバックキャンペーン】が実施されており、宿泊費と飲食費の補助があった。ありがたや。ついてる。

 本日の走行距離30.94km。寺の訪問はなし。明日は第60番札所・横峰寺から遍路を再開する。

 

jhon-wells.hatenablog.com

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(第54番札所・延命寺~第59番札所・国分寺)、昼食に「焼豚玉子飯」を食す

2022/05/08

 

 昨夜は松山市街の『カンデオホテルズ松山大街道』に宿泊。第53番札所・円明寺からは戻るかたちになった。どうしても二番町の居酒屋『たにた』で吞みたかったのだ。念願適って大満足。酒も肴も大将もすばらしい居酒屋だった。当然のことだがうまかった。

 酒を吞んですぐに寝たこともあり、早朝に目が開く。4:30にホテルの売りである”SKY SPA"に入る。夜中中いつでも入れる風呂。ビル13階からの眺めと開放感良し。

 このホテルは繁華街に近く、こうしたサービスも良くまた使いたいホテルである。

 

 6:30になるのを待ちかねて朝食。今朝も食欲旺盛。ビュッフェ形式はついつい食べ過ぎてしまうが、今日もしっかり走るのでおおかた燃焼してしまうに違いない。

 

7:40、ホテルを出発。第54番札所・延命寺を目指す。

 海岸沿い県道347号平田北条線を走る。

 

走行- 43.3 km(3 時間 35 分)
11:23~11:42 第54番札所・延命寺

 

走行- 3.8 km(22 分)
12:05~12:27 第55番札所・南光坊


走行- 1.5 km(11 分)
12:38~13:17『白楽天 今治本店』で昼食。ご当地グルメで大人気という「焼豚玉子飯」を唐揚げとのセットで食べた。すごいボリューム。


走行- 3.0 km(15 分)
13:32~13:53 第56番札所・泰山寺

 

走行- 3.0 km(13 分)

14:06~14:26 第57番札所・栄福寺

 

走行- 2.6 km(23 分)
14:48~15:35 第58番札所・仙遊寺

 山門までの道は結構な坂。山門から寺まではさらに急な山道のため、自転車を降りて徒歩で登った。寺で買った「しまなみトマト」のうまかったのなんの。


走行- 7.0 km(30 分) 
16:05~17:05 第59番札所・国分寺
 SNS『おのみっち』での友だちM.Oさんが駆けつけてくれた。ロードバイク好きの仲間だ。SNSでのやりとりはあったものの、直接顔を合わせるのは初めてのこと。SNSでの印象に違わぬナイスガイ。しばし雑談のあと、ホテル近くまで伴走してもらった。ありがたい。



走行- 7.5 km(35 分)
17:40 『スーパーホテル今治』に投宿。

 夕食場所をもとめて今治市内を歩いたが、予めリサーチしていた店はどれも休んでいた。やむなく昼食で訪れた『白楽天 今治本店』に入ることにした。

 

 本日の総走行距離77.12km、総上昇量562m。

 

四季瀬戸の味 たにた

2022/05/07

 昼間は第50番札所から第53番札所を遍路した。そしてもう一度松山市街に戻ってきた。松山の名居酒屋『四季瀬戸の味 たにた』で吞みたかったからである。

 投宿したホテルから歩いて1~2分のところに店はある。17時開店と同時に店に入る。

 酒、肴、おやじさん、すべてにおいて大満足の夕べであった。特に「オコゼの薄造り」と「あこうの煮付け」がうまかった。オコゼは〆に「じゃこめし」を食べたとき、あらを味噌汁にして出して下さった。「あこうの煮付け」はあっさり味で上品な白身を生かした味つけ。

 お隣の席の方と話させていただいたとき、「明日は今治まで走ります」と話したら、「今治では是非『焼豚卵飯』を食べなさい」と教えていただいた。そして「その次、西条市では『マルブン小松本店』にお立ち寄り下さい」とも。なんとマルブンの社長さんであった。こうした旅先の出会いもまた遍路旅の魅力である。

 お酒も料理も十分堪能し、我々は店を後にした。店を出たときおやじさんがわざわざ店の外まで見送りに出て下さり、雑誌『松山百点』を下さった。これもまたうれしかったなぁ。

 

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四国八十八ヵ所自転車遍路旅(第50番札所・繁多寺~第53番札所・円明寺)

2022/05/07

 昨夕から『たかのこのホテル』に宿泊。併設の温泉施設「たかのこの湯」は朝5時から開いている。朝風呂にじっくり浸かったあと、スッキリして朝食。どうもビュッフェ形式の朝食は食べ過ぎてしまう。

9:43 『たかのこのホテル』を出発。
- 走行1.9 km(8 分)
第50番札所・繁多寺 9:52~10:14


- 走行2.7 km(13 分)
第51番札所・石手寺 10:27~11:04


- 走行12.9 km(91分)
第52番札所・太山寺 12:48~13:19


- 走行2.6 km(11 分)
第53番札所・円明寺 13:30~13:48


- 走行8.0 km(39 分)
 14:30ごろ松山市街『カンデオホテルズ松山大街道』にチェックイン。

 しばらく身体をクールダウン。夕刻、ホテルから歩いて1~2分のところにある『四季瀬戸の味 たにた』で吞むのだがそれはまた別ブログで。

 

 本日の走行距離35.17 km、総上昇量354 m。今日は平坦で軽めのサイクリング遍路でした。

 

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(第44番札所・大寶寺~第49番札所・浄土寺、たかのこの湯、居酒屋『平八』)

2022/05/06

 昨日はどうなることかと思ったが、なんとかホテル『ガーデンタイム』に泊まることが出来てぐっすり眠ることが出来た。

 7時に朝食。朝食時に宿のお姉さん(女将か?)に、今日は44番札所・大寶寺からまわり松山まで走ると言うと、44番と45番を廻る間荷物を預かってくれるという。また、自転車で廻るなら、45番から同じ道を戻ってくるより、遠回りになるが時計回りにぐるっと円を描くように走る方がなだらかで楽かもしれないと言う。いろいろ親切だ。

 7:40ホテル『ガーデンタイム』を出発した。荷物はお言葉に甘えてホテルに置いてきた。

(7:46~8:20 「第44番札所・大寶寺」)

「第44番札所・大寶寺」から「第45番札所・岩屋寺」までの道は秋になればさぞかし美しかろうと思われる渓谷。もちろん若葉もきれいだ。このあたりの山は奇岩が目立つ。

(9:10~10:12 「第45番札所・岩屋寺」)

 岩屋寺は標高700m。奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるようにお堂が建っている。これまで廻ってきたなかでも最も印象に残る山岳霊場であった。

 納経の後、甘いものを取って休憩。44番・大寶寺で買いもとめた「おくま饅頭」がうまい。

 岩屋寺からの道はホテル『ガーデンタイム』で教えてもらったとおり、快適な道であった。

 11:30、ホテル『ガーデンタイム』に帰着。お昼をホテル内のレストランでいただいた。

 12:10、『ガーデンタイム』を後にし、国道440号を三坂峠越えで松山に入った。三坂峠は標高720m。標高の高い久万高原町からの峠越えだといっても結構キツかった。しかし峠を越えると、松山市へ一気に下る。景色も良く爽快な下り坂を楽しんだ。

(13:57~14:17 「第46番札所・浄瑠璃寺」)

(14:20~14:39 「第47番札所・八坂寺」)

(14:59~15:20 「第48番札所・西林寺」)

(15:34~15:56 「第49番札所・浄土寺」)

 16:00、本日の宿泊所『たかのこのホテル』に到着。

 本日の走行距離66.21km、総上昇量796m。三坂峠からの約12kmにおよぶ下り坂の気持ちよかったこと。

 ホテルには「たかのこの湯」という大きな温泉施設が併設されており、この温泉がまた素晴らしかった。弘法大師が発見したという伝説の名湯で汗を流し、疲れを癒やした。

 夕食はホテルから1kmばかり歩いたところにある居酒屋『平八』。もちろん初めて行く店であったが、当たりでした。私はこうした鼻が利く。愛媛の地酒を飲み、地元の食材を使った肴をおいしくいただいた。また訪れたい居酒屋でした。

 ホテルに戻ってもう一度「たかのこの湯」に浸かる。風呂上がりには「こーひーにゅうにゅう」。これがうまい。施設内で売っていたいちごがまたうまかった。

 

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(内子町『沖野月美堂』の柏餅、砥部町猫屋敷の危機、安息の『ガーデンタイム』)

2022/05/05

 昨日から『民宿みやこ』に宿泊。朝食は6:30から。惣菜に漬物、生卵に白ごはん、味噌汁といった内容。決して豪華ではないがおいしかった。ごはんはたっぷり。我々以外に三人のお客さんがあったようだが、全員歩き遍路。お一人は女性だったが、ごはんを残すことなく平らげている。やはりこれぐらい食べないと歩けないのだろう。


 6:52『民宿みやこ』を出発。昨日「第43番札所・明石寺」を参詣しているので、そこは素通り。大洲市を抜けて松山にいたる国道56号を北上する。久万高原町にある「第44番札所・大寶寺」へは明日に参詣するつもりなので、今日はその手前内子町の民宿を予約している。そこまで60km強の距離。大洲市に入るときに長い下り坂、あとはゆるやかな上り坂になるが、ゆっくり走っても余裕のある行程である。

 8時頃、登坂峠(鳥坂トンネル)を越えると大洲市まで下り坂。今日も天気が良く見晴らしが良い。

 8時半頃、大洲城が見えてきた。

 9時半頃、内子町の街並み保存地区に着いた。順調である。大正ロマンただよう街を散策することにした。

 お昼頃までゆっくり体を休めた。街中にある和菓子屋さん『沖野月美堂』に売っていた柏餅を昼食代わりに食べた。かわいらしいおばあちゃんが作った柏餅はたいそうおいしかった。今日は5月5日、端午の節句である。

 

 12:40ごろ、再び自転車に乗り今日の宿をめざす。道は内子町から松山にいたる国道379号。ゆるやかな上り坂が続くが、たっぷり休憩したのでペダルは軽い。

 14:50、予約していた砥部町の民宿に着く。少し早かったがおとないを入れると部屋に通してくれた。

 ここで困ったことになった。思えば玄関を入ったときになんとなく掃除が行き届いてないような、なんとなく匂いがするような、違和感があったのだ。我々が通された部屋には、蒲団が敷いてあり、テーブルの上にお茶の用意がしてあった。ごく普通の状態だったのだが、隣の部屋から猫の鳴き声がする。それも複数。なんとこの宿は猫邸であった。ガリガリとひっかく音がひっきりなしに続く。鳴き声はやまない。そのうちつれ合いが咳き込みはじめ、咳が止まらなくなった。これは大変と後先考えず、この宿を辞去することにした。宿泊料は正規の値段をきちんと払い、我々は猫が苦手なのでと理由を述べて出てきた。

 宿を出て、少し離れたところまで行き、近くの遍路宿を探した。すぐ近くにもう一軒あり、そこに電話をしたが満室で受けられないという。素泊まりでどんな部屋でも良いからと頼んでみたが、どうしてもムリだという。諦めてまだまだ距離があるが「第44番札所・大寶寺」の近くの『ガーデンタイム』というホテルに電話した。差し迫ってからの予約になったが部屋が空いており、快く受けてもらえた。良かった。

 GoogleMapで徒歩ルートを検索すると19kmほど、600mばかり上りになるが2時間はかかるまいと見当をつけ出発した。道はけっこうな上り坂でキツかった。一旦、休憩モードに入っていただけに、精神的にも体力的にも応えた。途中、遍路道の案内がある分かれ道があった。たまたま、少し手前で畑仕事の住人がいらっしゃったので訊ねると、遍路道の方が距離はかなり近いが自転車を押してはムリだという。やむなく遠回りの自動車が走れる道を行くことにした。4kmほど遠回りすることになったが、これが良かった。起伏のない走りやすい道で、体は楽であった。もし距離が短いからと遍路道を行っていたら、途中でにっちもさっちもいかなくなり、結局元の道に戻らざるを得なかっただろう。正確な情報を教えて下さった地元の方に感謝感謝である。

 走行距離は合わせて88.15km、総上昇量887m。

 17:45 無事『ガーデンタイム』に到着し、缶ビール2本をがぶ飲み。汗に濡れた服も洗濯し、シャワーを浴び、おいしい夕食をいただいて爆睡した。