2020/11/14
島後の宿泊はホテル「MIYABI」。夕食は外で食べる。ホテルのお姉さんにお勧めの居酒屋を尋ねて教えてもらった店「点」に行った。
18:30開店時間前に入店。
まずは生ビール。お通しは白バイ貝だ。
さて何を注文するか。ボードに魚の名が書いてあり、色つきのマグネットで印が付いている。色に何か意味があるのかと訊いてみたが、特に意味はなく、印が付いているものが提供できるものだという。実際に魚を見せてもらった。箱の中に活きの良い魚が氷詰めになっている。「あこう」(この店では「あかみず」と呼んでいた)、「のどぐろ」、「鯖」、「アジ」、「めばる」、等々。どれもうまそうだ。「あこう」と「鯖」そして「活たこ」を造りにしてもらう。「のどぐろ」は後で寿司にして欲しいと頼んだ。最近は不漁だと聞くが「白いか」の刺身も食べたい。日本海で穫れる剣先イカだ。ビールのつまみに「しばえび」を揚げてもらう。
肝と胃袋も食べられるようにしてくれた。皮は湯引きしてある。アラは後であら炊きにしてくれるという。
どれもうまかった。大満足であったが、私とO氏の二人は宿に帰らずもう一軒行くことにした。せっかく隠岐の島に来たのだ。しょっちゅう来るわけにいかないだろうし、街中を探索したい。「点」から少し歩いたところに「青柳」という居酒屋があった。暖簾をくぐるとカウンター席の前に魚や鳥の串などが置いてあり、店の大将は大きなまな板を前に包丁を振るっている。良いではないか。酒は「隠岐誉」を燗にしてもらった。先ほどの店「点」で刺身は充分堪能したので肴は煮付けか焼きが良い。私は「くろむつ」、O氏は「めばる」の煮付けを注文。〆は「あかもくぞうすい」。どれもうまかった。
「点」といい、「青柳」といい、島の幸をおいしく食べさせてくれた。我々はただただ舌鼓を打ち、酒をグイグイあおった。幸せな夜であった。明日は島を後にする予定であるが、また来るよ。