2021/09/19
昨日は19番・立江寺を起点に20番・鶴林寺、21番・太龍寺、22番・平等寺を巡り、「ベイサイドホテル龍宮」に宿泊した。今日は23番・薬王寺に参拝し室戸まで走る予定である。
目覚めると部屋の窓から朝日が昇るのが見えた。
今日は100km近く走ることになるので、朝飯をしっかりいただく。
7:30 ホテルをあとにして23番札所薬王寺をめざす。薬王寺までは国道55号を走れば手っ取り早く行けるのだが、自転車旅なら車の多い幹線道より景色の良い道を走りたい。阿南市福井町から徳島県道25号日和佐小野線に入った。海岸に突きあたるとそこは由岐。美しい漁師町だ。快晴に恵まれ、空は青く、海は穏やかでキラキラ輝いていた。
【田井ノ浜】8:30
【日和佐 大浜海岸】9:40
【23番・薬王寺】9:50
薬王寺は奈良時代に行基が開基したと伝わる古刹である。この薬王寺まで巡礼すれば阿波国23ヶ所「発心の道場」を終えたことになる。発心とは「発菩提心」のこと。悟りを求め、仏道修行を行おうと決意することだそうだ。それほどの思いがあるわけではないが、とりあえず遍路を始め、序盤を終えたことになる。
さて次はいよいよ土佐「修行の道場」のステージに進む。薬王寺から室戸へも国道55号が幹線道となるが、日和佐から牟岐までは南阿波サンラインを走ることにした。アップダウンがあるので体力的にきついが、リアス式海岸の断崖に沿って伸びる全長約17kmの絶景ワインディングロードである。
【南阿波サンライン】
牟岐からは再び国道55号線を走る。左手に太平洋を望みながら、ほぼ平坦な海岸線沿いを南へひた走る。
【那佐湾】14:10
【東洋町】16:00
東洋町に入り、今夜の宿泊場所「ロッジおざき」が目前になった。夕食が予約出来なかったので手前の佐喜浜のコンビニで簡単な食事を済ませてから投宿。
「ロッジおざき」の部屋から南を眺めやると尾崎ビーチ、さらには鹿岡の夫婦岩が見える。尾崎ビーチでは日が暮れるまでサーフィンを楽しむ姿が見えた。小さく見えるサーファーがペンギンの群れのように見えるのを眺めながら、冷蔵庫でキンキンに冷えたビールをやる。
この日の夜は、波の音を聴きながら深い眠りに落ちた。
本日の総走行距離95.83km。累積上昇1,527 m。消費カロリー3,073kcal。私はたびたび100km前後走るが、つれ合いにとっては異例な距離。海岸沿いのアップダウンのある90km超えは相当きつかったに違いない。よく頑張ったと思う。