佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

姫路城周辺をポタリング

2024/05/11

 天気が良いのでチャリンコトレーニング。姫路城周辺まで出かけた。

 まずは姫路市立美術館。今開催中の特別展「PRISM 見えない光を捉えるアート」を鑑賞。「光」をテーマに美術館のコレクションを紹介する企画だ。ほとんどが写真撮影許可の作品だったので、いくつか撮影した。

 鑑賞後、ショップでしおりを購入。木の葉にてんとう虫のかわいいしおりだ。少額だが月々教育支援をしているベトナムの子どもへのバースデーカードに同封しようと思う。その子が本を読むのが好きで気に入ってくれればよいのだが。

 Happy Birthday.
 Do you like to read books?
 I send you a red ladybug bookmark.

 ベトナム語はわからない。こんなメッセージで伝わるのかな。

杉本博司日本海隠岐》1987年]

[野村仁《‘moon’ score:真空からの発生》1980-1984年]

 五線譜を写した35ミリフィルムを巻き戻し、最初の2コマにその日の新聞の月齢図を写し、残りの34コマにその夜の月を連続で撮影する。重い望遠レンズを装着したカメラを手持ちで撮影するため手ぶれで写し込まれた五線譜上の月の位置はさまざまにずれる。その五線譜上の月を音符に見立て、楽譜として発表したもの。備え付けのヘッドホンをつけると、その音楽が聴ける。楽譜の展示方法が写真のとおりだが、この配置になにか意味があるのかと美術館の職員に尋ねてみたが「???」であった。

[秋岡美帆《そよぎ》1986年]ほか

ルネ・マグリットマザー・グースマグリットの落とし子たち』より》1968年 ]

ルネ・マグリット《若者の視線が格子窓から老木の祝祭に良い匂いをふりまき・・・『マグリットの落とし子たち』より》1968年 ]

[佐々木類《水の記憶》2021年]

[立花江津子《「愛の夢」リストへのオマージュ》1981年、《「天馬ーペガサス」ギリシャ神話》1981年、《落日》1979年、《「火の鳥」ストラビンスキーのオマージュ》1981年]

 美術館見学のあとシロトピア記念公園に行った。「ひめじアーティストフェスティバル」が開催されている。知人が実行委員会の委員をしているらしく、ぜひ行ってねと案内を受けていたもの。木工、陶芸、ガラス、皮革、染、織、被服、金工など169の作家の作品が展示販売されている。欲しいものがたくさんあったが、チャリンコで来ているので重いもの、嵩張るものは変えない。ちいさな盃(「京焼 瑞城窯」の練り込みの器)をひとつ贖った。練り込みとは器に模様をつける技法のひとつで、筆は用いない。陶土を着色し、異なった色の陶土を組み合わせて模様を描く手法らしい。一目見るだけでものすごく手間ひまがかかっていることがわかる。少々高い買い物になったが、手間ひまと高等技術に対するオマージュと考えて値切ることはしなかった。

 気に入りの盃を手に入れたあとは城郭図書館へ行き、前から読みたいと思っていた中村桂子氏の本を借りて帰った。

 帰り路に眺める山は青さを増しすっかり初夏の様相。

 本日のポタリングで手にした3品。