佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

新車ロードレーサー「VIGORE KYOTO Collection しるし」試乗

2024/04/15

 二日前にロードレーサーの新車が家に届いた。2月の16日に注文して約二ヶ月。今か今かと首を長くして待っていたものがやっと仕上がった。京都の老舗メーカーVIGOREに作ってもらった「KYOTO Collection しるし」である。

 2022年11月に永年の愛車「Bianchi」のロードレーサーからグラベルロード 「BASSO TERRA GRX600」に乗り換えた。Bianchiにはかれこれ20年ほど乗っており、最愛の自転車となっていた。乗り続けたいのはやまやまなれど、かなり前につけてしまったフレームのへこみと傷が時間の経過とともにすこし錆びてきてしまい、安全を考えて念のため乗り換えることにしたのだ。80歳頃まで乗り続けるとして残り15年強、乗り潰すつもりでの乗り換えであった。現に3月下旬から出かけた東北へのツーリングにはTERRAを使った。幹線道路を外れ、海岸線の砂地の道路や田園地帯の砂利道を走るのに満足な性能を発揮してくれた。そう、充分満足しているし、いまや愛着のあるバイクとなっている。しかしTERRAに乗り換えて改めて分かったことなのだが、私にはクロモリのロードレーサーの細くシンプルな三角形フォルムへの偏愛がある。”美しい”と思うのだ。20年前に自転車を始めたころ、既に人気はカーボンフレームに移っていた。しかし私はクロモリの細い三角形フレームにこだわり、Bianchiのブランドカラー「チェレステ」の美しさにも惚れ込んでそれに決めたのだった。乗り換えたグラベルロードもクロモリでシンプルな三角形のフレームだ。しかしグラベルロードのそれはロードレーサーのものよりほんの少し太い。重量もそれなりにある。砂利道をも走る用途ゆえ当然のことだし、それはそれで実用にかなう美しさを持っているのだが、どうしても細いフレームへの偏愛が頭をもたげる。たまたま確定申告で50万円ほど還付されることが決まった時期でもあったので、「ええい、買ってしまえ!」とばかりに発作的に注文してしまった。私は贅沢を好まないが、使えるお金が手元にあれば使ってしまうたちでもある。以前からVIGOREのホームページを見ており「いいなぁ、美しいなぁ」とそのクラシカルな佇まいにあこがれてもいた。今にして思えば、思いは募っていたのだ。と、まあ、以上が「KYOTO Collection しるし」を買いもとめることにした経緯でもある。かくなる上は「TERRA」と「しるし」を用途と情況に応じ、偏ることなく、双方に愛を持って真摯に接していく覚悟である。

 そんなこんなで今日は新車をおろし、試乗した。今日は週一回のストレッチ体操教室の日である。広畑までの片道22kmの往復にトレーニングを兼ねて「しるし」を使ってみた。軽いフレーム、細いタイヤ、春風のような軽快な走りが心地よかった。

 

 ソメイヨシノは散ってしまったが、八重桜が見頃となっている。

 ヤマサ蒲鉾のシバザクラがそろそろ見頃を迎えつつある。

 田んぼの蓮華も盛りを迎えた。

 夢前川のソメイヨシノは花がほぼ散って葉が伸びてきた。