佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

チャリンコで東北へ(11日目は秋田へ)

2024/04/06

 チャリンコで東北へ行く旅、11日目はいよいよ秋田県に入った。自宅に帰らねばならない期日までもう一日残ってはいるが、姫路まで帰ることを考えると秋田駅から新幹線を使うと超便利、東京駅での乗り換え1回8時間ほどで姫路駅に到着する。訪れたいと思っていた八郎潟男鹿半島を目前に旅を終えるのは些か残念ではあるが、その先の青森県も含め次の機会の楽しみにとっておくことにした。

 今日走ったルートは下の地図のとおり。県境の遊佐町を越え秋田県に入り、由利本荘から秋田へと海岸線を走るルート。若干のアップダウンはあるもののほぼ平坦な道程。走行距離は約90km、総上昇量538mであった。

7:00 朝食。今日も快晴。昨夜、ご飯を茶碗に山盛り4杯食べおひつを空っぽにしたので、今朝はその5割増しぐらいのご飯がおひつに入っていた。申し訳ありません。2杯しか食べられませんでした。ただそうしたお心遣いをいただいたこと、ありがたく感謝しております。

7:40 湯の田温泉を出発。国道7号線を秋田に向け北上。海岸線を走っていて感じたのは風力発電機が多く設置されていること。穏やかな天気だったからだろう、半数ほどしか羽根が回転していない。こんな稼働率で大丈夫なのだろうか。確か昨年、海上風力発電設備を建設するという話もあったと記憶している。安直に再生可能エネルギーを賞賛し、巨額の予算を投じ続ける価値があるのだろうか。この春から再エネ賦課金が増額され、一般家庭でも月額1,000円程度電気代が増えるとニュースで聞いた気もする。脱原発自然エネルギー礼讃イデオロギーの行き着く先は、電気代高騰による産業空洞化だろう。ドイツの例を見れば明白。なのに日本は今ごろになって周回遅れでヨーロッパの失敗の二の舞を演じようとしているように見える。すでに再生可能エネルギーは巨大な利権になっていて、走り始めたら止まらないのだろう。きれい事の裏は金、金、金だな。といったことを美しい海岸線の景色を眺めながら考えてしまった。

8:00 山形県秋田県の県境を越える。

 国道7号線象潟町小砂川あたりを走りながら眺める鳥海山は美しい。今日は天気が良いので雪が眩い。

10:10 「ローソン にかほ平森店」でエネルギー補給。お茶は伊藤園の「おーいお茶 濃い茶」。カテキンの効果で体脂肪を減らすのだとか。カロリーをとりながら体脂肪を減らしたいなどと、まるでアクセルをふかしながらブレーキを踏むような行為ではないか。私はなんと矛盾した存在なのかと自嘲する。

10:20 「飛良泉」の蔵元の前を通る。


11:30 三川道路公園からの景色。遠くに島のようなものが見える。おかしいな、こんな所に島があっただろうかと不思議に思って、近くにいた地元の人に訊くと男鹿半島なのだとか。なるほど。肉眼では見えていても写真ではほとんど写らないのが残念。

13:00 「道の駅 岩城 アキタウミヨコ」で昼食。

15:00 秋田駅前に到着。この旅の終着点をここにした。今夜は名居酒屋と名高い『酒盃』で酒を飲み、明日の新幹線で姫路に帰ることにして、新幹線の指定席を購入。

18:00 居酒屋『酒盃』で酒を飲む。噂に違わず肴がうまい。酒もご当地のものを取りそろえている。文句なし。旅の締めくくりにふさわしい夜となった。