2020/07/22
北海道旅行も今日が最後、今日の夜には小樽港発のフェリーに乗船し北海道を後にする予定である。
北海道に来てから早起きが習慣になった。5時過ぎにそっと旅館を出て散歩に出た。朝食は7時半からなので2時間ほど歩く時間がある。自然遊歩道を島武意海岸から東の方へ女郎子岩まで歩いてみようと思った。
灯台まで歩いたところで「熊出没のため通行止め」の注意書き。北海道なら熊は当たり前だろうと思いながらも、そう書いてあるとなにやら気持ち悪い。引き返すことにした。
隧道を通り島武意海岸へ降りてみることにした。
軽い散歩だったが腹が減った。楽しみにしていた朝食です。これこそ日本の正しい朝食というやつです。うまい。
朝食後、宿を出発。今日はニッカウヰスキー余市蒸留所の見学を予約している。案内付きの見学はもともと予約制だったのかも知れないが、今は新型コロナの影響で自由見学不可、レストラン利用だけ、ショップで買い物だけという利用も認められていない。一回の見学人員は10名という少人数での予約制である。10時半という丁度良い時間からの見学が予約出来てラッキーでした。
宿を出て車で余市に向けて海岸線を走っていると、変わった形の岩が見えた。なかなかの偉容である。セタカムイと呼ばれている岩でアイヌの伝説が残っているという。
予約の30分前に余市蒸留所に着いた。正門前で入場許可を待つ。
工場見学者には無料で試飲させてくれる。私はハンドルキーパーなので泣く泣くアップルジュース。つれ合いのウヰスキーはおそらく17年ものとかシングルモルトとか、それなりの値打ちのものなのだろうが、全く無頓着なのでつれ合いに尋ねても判らない。豚に真珠、つれ合いにウヰスキーである。ちなみにチェイサーは断ったらしい。「ストレート・ノー・チェイサー? かっこええやん」と言うと、どうやらチェイサーの意味が判らなかったので断っただけらしい。笑える。
試飲の後はウヰスキー博物館を見学。ショップでお土産(当然レアなウヰスキーも)を買いました。
ニッカウヰスキー余市蒸留所見学をもって、今回の北海道旅で予定していた目的はすべて果たした。午後はフェリー乗船に備えて小樽に行き、昼食、お土産購入、散策をして過ごした。
この度の旅行の〆御飯は小樽の名店蕎麦屋「一福」の「もりと天ぬき」。ハンドルキーパーでなければ燗酒2合といきたいところだが、それは辛抱。味よし、ボリュームよし。大満足でした。
散策途中、老舗パン屋の「亀十」さんに立ち寄りました。1949年創業、朝4時から開店しているという街中のパン屋。こういう店は応援しなければなりません。殆ど売り切れていましたが、船待ち時間に食べるためのスパゲッティを挟んだパンを買い求めました。なにやらノスタルジーをかき立てられる店です。
小樽運河を散策中、カルガモ親子が同じ方向に泳いでいました。「亀十」で買ったパンをちぎってやろうかと思いましたが、良くないことかも知れないと思い直し、写真だけ撮りました。
以上がこの夏の北海道旅行の記録である。23時30分小樽発のフェリーで北海道を後にした。
ちなみに翌23日は21時15分に舞鶴に着くまで一日中船の中で過ごすことになるが、食事だけ記録に残しておく。
7月10日に家を出て23日まで二週間、本当に記憶に残る楽しい旅となった。8月は暑いので次のチャリ旅は9月に始めようと考えている。四国を遍路しながら一周したい。日程的に通し打ちは無理なので、何回かに分けた区切り打ちでまわり、寺参りだけでなく観光しながらゆっくりとまわりたい。結願がいつになるか判らないが、それでいいと思っている。別に修行したいわけではない。楽しみながらいろいろな意味で四国を味わい尽くしたい。ただ、体力は維持しておかなければならないので、日々、軽いトレーニングは続けるつもりである。四国遍路の様子もブログにアップするので乞うご期待である。