佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

積丹の宿「鱗晃荘」 海の幸の種類の多さと味に唸った夜

2020/07/21

 本来であれば出席しなければならない会議があり、もう兵庫県に帰っていなければならないのだが、なんとなんと、新型コロナの影響で会議がWebでの開催になった。ならばと今日は北海道にもう一泊することにして積丹に宿をとった。

 朝は小樽市内を散歩。街中をただブラブラ歩く。あたかもその町に住んでいるように。そうした旅が良い。車でせわしなくあちこちの名所をまわってもそこに行ったということしか残らない。そんな旅は好みではないのだ。

f:id:Jhon_Wells:20200903131849j:plain

 南樽市場から勝納川沿いに歩いてみた。カルガモの親子がかわいい。

f:id:Jhon_Wells:20200721073107j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721073337j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721073426j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721073430j:plain

 散歩を終えた後は車で積丹に移動。途中、昼メシはスープカレーを食べることにして余市に立ち寄った。「海ぞく」という店である。ニッカウヰスキー余市蒸留所の近くにある。ちなみにニッカウヰスキー余市蒸留所へは明日の朝に見学に行く予定である。新型コロナの影響でいきなり訪問しても見学させてくれない。事前予約制で人数制限があるのだ。今日のWeb会議といい、新型コロナのせいで思いがけないことがある。

「海ぞく」は余市駅にほど近い飲食店街にある。なかなか年季の入った感じの店である。店内はカウンター席の居酒屋風。ジャズが流れる良い店だ。もし家の近くにこんな店があったら、夜な夜な入り浸り、酒を飲んで〆にスープカレーを食べるというパターンを繰り返しそうだ。スープカレーはスパイシーでうまかった。また北海道に行くことがあればぜひ再訪したい。

f:id:Jhon_Wells:20200903131855j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721121614j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721113711j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721114224j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721114452j:plain

私は「イカスープカレー」を注文。

f:id:Jhon_Wells:20200721114345j:plain

つれ合いは「シーフード海ぞくカレー」を注文。

 14:00ごろ積丹に到着。島武意海岸展望台駐車場に車を駐めてPCを立ち上げる。通信状況をチェックし15:00からの会議に備える。車の運転席で会議に出席することになろうとは、数ヶ月前には想像もしなかったことだ。

 会議が終わった後、島武意海岸を観に行った。あいにく曇り空で、素晴らしいと噂に聞く「積丹ブルー」を観ることはできなかったが、すばらしく美しい海岸であった。

f:id:Jhon_Wells:20200721131838j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721131928j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721132108j:plain

f:id:Jhon_Wells:20200721132201j:plain

 夕刻、「鱗晃荘」に入る。民宿風の建物で特別感はないが、料理はすごいと聞いている。

f:id:Jhon_Wells:20200721171600j:plain

 夕食までに少し時間があったので、2kmばかり離れたところにある町営温泉「岬の湯しゃこたん」で風呂に入る。建物は丘の上にあり、もし天気が良ければ温泉につかりながら海に沈む夕日を観ることができそうだった。

 18:00、楽しみにしていた夕食である。

f:id:Jhon_Wells:20200721180829j:plain

どれに箸を付けようか迷ってしまうほどの品数。まず最初は「ウニ」に決まっているが。

f:id:Jhon_Wells:20200721180439j:plain

宿主が今日獲ってきたばかりの積丹無添加生ウニ。これはもう醤油も必要ない。

これが食べたくて積丹に来たのだ。うまい。とにかくうまかった。

f:id:Jhon_Wells:20200721180442j:plain

「ほっけのたたき」 鯵のたたきならしょっちゅう食べているがほっけのたたきは生まれて初めてだ。

f:id:Jhon_Wells:20200721180446j:plain

「あわび肝」 身よりもクセになるあわびの肝。

f:id:Jhon_Wells:20200721180452j:plain

刺身(ヒラメ エビ 活タコ サーモン)

f:id:Jhon_Wells:20200721180458j:plain

「活あわび刺身」 昆布の香りがする。

f:id:Jhon_Wells:20200721180501j:plain

「真つぶ貝の刺身」 出汁を効かせた塩水で食べる。

こいつをぎゅーっと噛んで酒をついーっとやるとたまらん。

f:id:Jhon_Wells:20200721180626j:plain

酒は積丹の地酒「丹水 純米吟醸原酒」

f:id:Jhon_Wells:20200721180504j:plain

「エビ塩茹で フルーツ イカ

f:id:Jhon_Wells:20200721180507j:plain

小女子(コウナゴ)の塩ゆで」 大根おろしとというのがやはり良いですな。

f:id:Jhon_Wells:20200721180510j:plain

「めかぶ」 ミネラルたっぷり。

f:id:Jhon_Wells:20200721180513j:plain

タコとワカメとカニの酢の物

f:id:Jhon_Wells:20200721180515j:plain

「なまこ」 これまたミネラルたっぷり。

f:id:Jhon_Wells:20200721180519j:plain

「ホヤ」 活きが良く臭みなし。こいつをぎゅーっと噛みしめて、酒をやる。

海の味がする。

f:id:Jhon_Wells:20200721180521j:plain

「いくら 醤油漬け」

f:id:Jhon_Wells:20200721180526j:plain

「ホッケの煮付け」 脂がのっている。

f:id:Jhon_Wells:20200721180528j:plain

「大羽の塩焼き」 このあたりでよく穫れるメバルの仲間だという。

ほとんど市場に出ない魚らしい。もちろん初めて食べた。

f:id:Jhon_Wells:20200721182833j:plain

「活アワビ踊り焼き ぼたんエビ 青つぶ」

f:id:Jhon_Wells:20200721184517j:plain

「丹水 純米」

f:id:Jhon_Wells:20200721193333j:plain

「アワビ酒蒸し」 柔らかく、味が深い。

 もう満腹で食べきれません。といいながらほんとうにおいしいので食べてしまおうとした。食べものを残すようなことをしてはいけないという義務感から無理やりにということではない。ほんとうにもう満腹で胃に入らないのだが、それでもおいしいから箸が伸びてしまう。そんなふうにあがいた末、やはり少し残しててしまった。しかしこれほど幸福な敗北もない。

 あとは重いお腹を抱えて部屋に戻って爆睡した。(つづく)