佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

四国八十八か所遍路(24番~26番)

2021/09/20

 昨夜は波の音を聴きながら眠りに落ち、早朝、波の音に目覚めた。カーテンを開けると部屋の窓から日の出を望める絶好のロケーションである。尾崎ビーチでは日の出を待たずサーフィンを楽しむ姿もある。

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 今日は室戸の3ヶ寺を巡る予定。距離こそ昨日ほどではないが24番・最御崎寺と26番・金剛頂寺は山頂にあり、けっして楽な行程ではない。

 7:00を待ちかねて朝食。今日も食欲は旺盛。疲れはあっても体調は良い。

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 8:00頃に宿「ロッジおざき」を出発。室戸岬灯台より高いところにある24番・最御崎寺をめざした。

【鹿岡鼻】8:05

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【ビシャゴ岩】8:50

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御厨人窟・神明窟】8:55

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 室戸岬最南端を過ぎ、少し行ったところに最御崎寺へ上がる車道がある。海岸沿いの道路から標高164.8mまで一気に登る激坂である。体力的にきついがそれだけに景色は素晴らしい。

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【24番・最御崎寺】9:40

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 最御崎寺参拝のあとは歩いて室戸岬灯台を見学。その後は自転車に乗ったが、国道55号には戻らず、高知県道203号・室戸スカイラインを走った。アップダウンはあったが、岬の峰を走るので素晴らしい景色を愉しめた。

室戸岬灯台】10:10

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【室戸スカイライン山頂展望台】10:50

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 室戸スカイラインを下りきったところは室戸市室津で、ここに25番・津照寺がある。

【25番・津照寺】11:40

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 津照寺参拝を終えたらちょうど正午であった。門前にある「遍路の駅 夫婦善哉」に「室戸のキンメ丼」の幟がある。キンメ丼とはなんぞやと調べてみると、室戸のご当地グルメで次の四つの条件を満たした丼らしい。①室戸沖でとれた金目鯛を使う。②ご飯に”室戸産金目鯛の照焼き”と”地魚の刺身”をのせる。③各店独自の”金目鯛のダシ”をつける。④具材は高知県産にこだわる。金目鯛の照焼きと刺身をのせたごはんをワシワシと食べ、少し残ったごはんに金目鯛のダシをかけて茶漬け風に食べるとうまいのなんの。たっぷりボリュームがあったが、おかわりが欲しくなるほどのものであった。

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 津照寺を後にすれば、この度の遍路の区切りである最終札所26番・金剛頂寺に向かう。金剛頂寺の標高は161.0m。たいしたことは無いが最御崎寺とほぼ同等の激坂を上る。キンメ丼でお腹の膨れた身には滅法こたえた。

【26番・金剛頂寺】13:30

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 無事26番札所・金剛頂寺への参拝を済ませ、今回の旅の目的を遂げた。あとは20km強を走って安芸郡奈半利町の「ホテルなはり」に投宿すれば本日の予定終了である。奈半利町に泊まるのは、土佐くろしお鉄道の東の端の駅「奈半利駅」があり、これに乗れば後免駅でJR線と接続しているのでこの旅の起点・立江寺最寄りの立江駅まで列車で帰れるからである。ずいぶん遠回りの鉄道旅になるが、これが四国の鉄道事情。明日は車窓の景色を愉しんだり、本を読んだりしながら鉄道旅を満喫するつもりだ。

 本日の総走行距離54.59km。累積上昇1,286 m。消費カロリー2,255kcal。ホテルに入るなり缶ビール二本をがぶ飲みしたのは言うまでもない。

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 この日の夕食はホテルから1kmほど歩いた奈半利駅のちかく『長門寿司割烹』でいただいた。地元の食材を使った料理は美味であった。突出しの「ぬた」が鶯色をしていたので不思議に思い尋ねたところ、土佐では葉ニンニクを味噌に混ぜるらしい。これが滅法うまかった。塩焼きにした太刀魚は肉厚で食べ応えがあり、〆に食べた鰻の寿司はうまいのはもちろん、体の疲労を回復してくれそうでうれしい。酒は「土佐鶴」。キリッとした男酒だ。旅の締めくくりにふさわしい夕餉となった。

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