2020/11/03
チャリンコ・トレーニング中の豆腐屋めぐり。今日は宍粟市一宮町の「在賀豆腐店」に狙いを定めコース設定した。どうせなら紅葉も観たいので神子畑を上流まで遡り峠越えで一宮町へ抜ける遠回りのルートをとった。早朝に出発したこともあって、在賀豆腐店に11:00ごろ到着したので、午後いっぱい時間を使ってセンチュリーライドを達成しようと決めた。
一宮町への峠越えは神河町から砥峰高原を越えるより、朝来市から笠杉トンネルを越える方が標高が低く緩やかな坂で走りよい。
一日の総走行距離161.25km、消費カロリー4,780kcal、高度上昇1,116m、最高高度578m(笠杉トンネル)であった。60歳を超えて初のセンチュリーライド達成。満足感はあるが、かなり疲れた。五十代で淡イチを2回、琵琶イチを2回走ったが、今日はゆっくり走ったにもかかわらず、終盤は疲れでヘロヘロであった。寄る年波には勝てぬ。「年寄りのセンチュリーライド」は「年寄りの冷や水」であるな。世間には還暦を超えてなお一日200km、300km走る人があると言うが、私はそんなことはやめておこう。がんばれば200kmぐらいは走れそうだが、そんな無理をして何になるというのだ。
家を6時に出発したので、走り始めはまだうす暗い。6時半を過ぎて西の空を振り仰げば月が冴えた光を放ち、振り返れば朝日が赤々と昇る。
長谷から生野へ播但線沿いに抜けていく。このあたりは市川の上流になり、渓谷を縫って線路が走り、木々が色づいている。
生野駅前のコンビニで補給食を調達。これから朝来市に入り峠越えをするが、道沿いに飲食店、食料品店はあまり期待できない。エネルギー補給はおにぎりと甘いものがコンパクトで手っ取り早い。
羽渕鋳鉄橋。明治時代に鉱石を運搬するために架けられた橋のようだ。洋式レトロな美しさ。
崎山稲荷神社。
神子畑川。明神電車(通称一円電車)の橋台と橋脚が残っている。
神子畑鋳鉄橋。かつては神子畑から生野までの間に五つの鉱石運搬用の橋が架かっていたらしいが、今は羽渕鋳鉄橋とこの神子畑鋳鉄橋の二つを残すのみ。
神子畑選鉱場跡。
一円電車。
神子畑の大銀杏。
笠杉トンネル。標高578m。本日の最高到達点。
トンネルを越えると一宮町黒原。
在賀豆腐店を見つけた。看板がないので、探すのに苦労した。もう閉店してしまったのではないかと心配したほどだ。見た目、普通の民家である。ここの豆腐は昔ながらのこしらえ方で、私が子どもの頃、家の祖母が作ってくれた豆腐のようだ。2丁買ってリュックに入れて帰る。
福中バス停から川向こうに大銀杏があった。かなり色づいている。
リュックに入れて持ち帰った豆腐がこれだ。自転車の揺れで多少かたちがいびつになっているものの、しっかりした豆腐なのでなんとか崩れずにいてくれた。夕食時に冷や奴で食べる。想像したとおり懐かしい風味でした。