2021/02/02
今日は雨上がりの好天。軽くチャリトレに出かけた。
いつもの安富町方向に行きかけたが気が変わり雪彦山方面へ。山之内から峠を越えて小畑へ抜けるのが定番コースだが、今日はふと馬頭(うまのかしら)へ行ってみようと思った。行き止まりであることは分かっていたが、どんな様子か見てみたかったのだ。
馬頭は山間に入り込んだ細い道を進んだところの村。昭和世代の私にはなにかしら懐かしい風情である。何という種類のヤナギだろう。花穂が膨らみ陽光に輝いている。明日は立春。いよいよ春が来た。
村の入り口にさしかかったとき、森から「キョッ・・・キョッ」と鳥の鳴き声が聞こえた。そちらを見るとなにやら赤い頭の鳥が木から木へと渡っていた。鮮やかな赤い頭、翼は黒と白の模様であった。山村に育って、子どもの頃は野山を駆けまわっていた私だが、初めてみる鳥だ。長いくちばしからキツツキの仲間と判る。家に帰って図鑑を調べたところオオアカゲラの雄だと判明。アカゲラとオオアカゲラは似ているが、識別の決め手は次の3点。
- オオアカゲラは頭頂全体が赤く、アカゲラは後頭部だけが赤い。(ただし、アカゲラも幼鳥のうちは前頭部まで赤いので注意)
- 背中の模様がアカゲラは「逆八の字」(白く太い縦線)の模様があり、オオアカゲラにはそれがない。
- アカゲラはお腹が白く特に模様はない。オオアカゲラは脇腹に黒い縦斑がある。
以上のことを写真で確認。
けっこう長い間、鳥の姿を追い求めて自転車を降りていたので、あまりトレーニングにはならず、今日の走行距離は25.12km、高度上昇205m、消費カロリー722kcalでした。しかしオオアカゲラを直に視たのは初めて。早春の僥倖。