佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(足摺岬、第38番札所・金剛福寺)

2022/05/01

 宿泊先『中村プリンスホテル』で早朝に目覚める。昨夜は疲れと酔いでぐっすり眠った。朝食前にホテルの西に流れる四万十川沿いを散歩(5.4km)。良い町だ。

 7:00、待ちわびた朝食。担当をおばさん一人でやっている。愛想良く、おかげで味気ないビュッフェ形式の朝食もおいしく感じたから不思議だ。なかなか落ちないウェイトを気にしつつも、朝は散歩したし、これからサイクリングで体を使うのだからと言い訳しつつガッツリ食べる。

9:00 ホテルを出発。足摺岬、第38番札所金剛福寺をめざして走り始める。ホテルのすぐ西、四万十川橋(赤鉄橋)を渡り、四万十川西岸を下る。国道321号線である。

 しばらく南に下ると、右に四万十川、左に中筋川を見て走ることになる。四万十屋を過ぎたあたりで河川敷方向へ進む道に枝分かれしており、分かれた道の先になにやら芝の公園らしきものが見える。行き止まりになるかもしれないことを覚悟しつつそちらの道に入ってみた。そこは四万十川の河川敷につくられたゴルフ場で、老老男女が楽しんでいる様子が見えた。ショートコースのようで、若い人は見当たらなかったが、クラブを積んだカートを引いて歩くゴルフは、いかにも健康なお年寄りのリクリエーション。まことにほほえましい。いいなぁ。この辺りは景色が良く、食べものがうまい。晴れた日はこうして仲間でゴルフに興じられる。うらやましい環境だ。

 道は懸念したとおり行き止まりであった。しかし、クラブハウスからゴルフ場へ渡る橋が中筋川に架かっており、そこを通らせていただいた。

 金剛福寺へはそのまま国道321号線を走るのが行きやすいのだが、四万十川河口まで進み、海沿いを立石漁港を経由して行くルートを選んだ。そのほうが車が少なく、景色も良い。

 飲食店はおろかコンビニも見当たらなかったが、12:40ごろ通りがかりの土佐清水市窪津に魚屋『大漁屋』があった。店を覗いてみると、その日に捕れたらしい魚が並ぶなかに土佐寿司の弁当が安く売っていた。ありがたい。それを昼メシにする。

 さらに1時間弱ペダルを踏み足摺岬には13:40に到着。

 岬では先に展望台で景色を楽しみ、その後に金剛福寺に参詣した。

 まだ時間には余裕があったが、近くの宿に泊まることにした。ゴールデンウィークにしては安かったが、値段なりの設備、料理であった。冷えた天ぷら、スーパーで買う冷凍もののほうがうまいほどのカツオのたたきなど、私がつくる家の飯のほうがよほどうまい。ハズレでした。宿の名は明かさずにおく。写真も掲載しない。

 本日の走行距離56.35 km、総上昇量643m。