2022/02/26
もう春がそこまで来て暖かくなってきた。昨年9月に20番札所・鶴林寺から26番札所・金剛頂寺までを廻って以来、半年ぶりに自転車遍路に出かけることにした。
昨年は奈半利駅を終点としたので、今日は午前中に奈半利駅まで輪行で到着して、午後一杯をかけて27番札所・神峯寺に参詣し、予約しているホテル「Royal Hotel 土佐」に投宿したい。
車に自転車を積み、早朝に自宅を出発。高知まで山陽自動車道 、瀬戸中央自動車道、高松自動車道、四国横断自動車道/高知自動車道を通り、車を高知駅近くの駐車場に駐める。高知駅からはこれも輪行でJR土讃線、土佐くろしお鉄道を使って奈半利駅に行く。
6:10 東の空が赤らみかけた頃、自宅を出発した。空には月と金星が輝いている。最高のサイクリング日和だ。
8:10 瀬戸大橋を渡る。
10:16 JR土讃線・しんたろう2号奈半利行きに乗車。後免駅からは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線になるが乗り換えなしでそのまま奈半利まで行く。
しんたろう2号の車内。この車両は観光列車で窓の外(太平洋側)にオープンデッキがあって、南に開ける太平洋を満喫できる。
進行方向右手は真っ青な空と太平洋。
進行方向左手に遠く山を望むが、稜線は雪をいただいている。方角から判断して剣山地であろうか。
12:04 奈半利駅に到着。自転車を組み、国道55号を西へ走る。走り始めてまもなく道の駅田野駅があったので、ここで昼食をとることにした。
食べたのは土佐寿司。寿司は茗荷、蒟蒻、〆鯖(高菜漬けで巻いてあった)。柚子風味の酢飯がうまい。だし巻き卵も食べた。
国道55号をは海沿いを走る絶景の道。安芸郡安田町あたりに土佐鶴の酒蔵があった。
27番札所・神峯寺は山の上にある。海沿いの道からの標高差は400mを超える険しい道を上らなければならず、自転車には厳しい。麓から自転車を押して歩いたが、通りがかりに地元の方が「置いていったほうが良い」とアドバイスして下さったので仰せに従うことにした。
14:30 神峯寺に到着。
神峯寺を参詣したあとは、「Royal Hotel 土佐」に向かう。残り25kmばかりの道程だが、安芸市球場前駅あたりからは一般県道高知安芸自転車道線(通称「南国自転車道」)が整備されており、自動車に悩まされず快適に走ることが出来た。
【南国自転車道】
17:30 「Royal Hotel 土佐」到着。館内にバイクスタンドを置いてくれている。あちこちのホテルを利用していると自転車をどこに置いたら良いのか迷うことが多いのだが、こちらはきちんと配慮して下さっている素晴らしいホテルです。
部屋はオーシャンビューの南向き。美しい夕暮れの景色を楽しむことが出来た。明日は早起きして、朝食前に海岸を散歩し、朝日を拝みたいと思う。
今日の走行距離38.35km、総上昇量638m、消費カロリー1,469kcal。
旅の楽しみ、たとえそれが遍路旅であっても、それは酒と食事。今日はホテル内の『味処 磯旅』で夕食をとった。
まずは今日走ったコースの途中にあった「土佐鶴」。肴は「鯵フライ」と「鰹のカルパッチョ」。鯵は大きいし、鰹は新鮮。どちらもうまいのなんの。
続いてこれも土佐の銘酒「桂月」。どっしりした旨味がある。これに合わせたのは「四万十ポークのカツ卵とじ皿」。これまたうまい。
〆は「ちりめん丼」。ちりめんじゃこは私の大好物。やはりうまいなぁ。