佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

小樽の朝をポタリング。うまい朝飯。

2020/07/12

 

 昨夜、小樽港に到着。小樽観光駐車場に車を駐めて車中泊した。

 北海道の夜明けは早い。4時30分ごろには起床し自転車を降ろしてポタリングに出た。

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ポタリングした経路

 最初に目指したのは鱗友朝市。そこに早朝から営業している食堂があるという情報を得ていたのだ。しかし行ってみると閉まっていた。鱗友朝市の南に古い倉庫があった。明治27年に建てられた旧右近倉庫である。自転車との比較で大きさがわかるが、堂々たる大きさの倉庫である。これが明治の建物かとその偉容に感じ入った。妻壁の「//」印は、北前船主・右近権左衛門の店印「一膳箸」で、船の帆柱に掲げられた船旗にも使われたのだとか。

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旧右近倉庫

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大きな木の陰になっているが旧右近倉庫の左の建物が旧広海倉庫。

このあたりかつての倉庫街の面影が残っている。

 

 続いて通りがかったのが運河公園。ここには野口雨情の詞「赤い靴」の親子像がある。

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運河公園

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運河公園の入り口の金露梅がきれいでした。

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赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった

 後は小樽運河沿いに景色を楽しみながら南下。未だ店は開いていないが堺町の土産物屋や飲食店が建ち並ぶあたりの風情を楽しんだ。堺町では各店々にガラスの風鈴が吊されている。

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 小樽の町を高いところから眺めようと水天宮に登った。小樽港が一望できる高台にある。桜の木が植わっているので、花の季節の眺めはさぞかしと想像した。

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水天宮の境内 狛犬が立派で存在感がある

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境内にピンクの蕾を付けた花を見かけた。藤袴(フジバカマ)だと思ったが、よく見ると葉が4枚輪生している。どうやら四葉鵯(ヨツバヒヨドリ)らしい。分布は北海道と本州の中部以北の山地に生えるらしい。

 

 さて、時間は6時頃になった小樽駅周辺に行けば開いている店もあるだろうとそちらに向かった。早朝からのポタリングでお腹はペコペコである。駅の北に三角市場がある。「鮮魚食堂 かわしま」という店が開いていた。観光客向けに海鮮丼の写真が目を引くが、私は海鮮丼より煮付けや焼き魚のほうが好きだ。私はサーモン定食、つれ合いは銀ダラ味噌漬け定食を食べた。これはうまかった。コンビニで妥協せず、辛抱して探した甲斐があったというもの。

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サーモン定食 ¥1,200円

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銀ダラ味噌漬け定食 ¥1,500円

 お腹が満たされれば若い観光客でごった返す小樽に用はない。今夜からの宿となる東川町に向かうこととして、小樽観光駐車場に戻った。ちょうど8時近くで、駐車場の係りの人が来たので駐車料600円を支払い、自転車を車のルーフに積んで小樽を後にした。今日は東川町に行く前に石狩川の河口にある「ハマナスの丘公園」と美唄にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」に立ち寄りたい。(つづく)