佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

四国八十八ヵ所自転車遍路旅(第40番札所・観自在寺、紫電改展示館、『うどん白椿』など)

2022/05/03

 7:00に『秋沢ホテル』を出発した。すぐ近くに7時から開店しており評判のモーニングを食べさせる店があるのだ。『まなべ』という店である。つれ合いは「トースト、サラダ、ベーコンエッグ、味噌汁、ドリンク」(Bセット)を選び、私は「おにぎり、サラダ、玉子焼き、味噌汁、ドリンク」(Cセット)にした。おにぎりも玉子焼きもうまかった。

 愛南町を篠川、増田川沿いに溯っていく。美しい自然が残っている。水面は鏡のように木々の緑を映す。雉は我々の自転車が近づいても逃げようともせず道路を歩いて渡る。

9:20 第40番札所・観自在寺に参詣。

 今日は寺の数を欲張らず、愛南町柏の民宿を予約している。というのも、宇和島まで走ったとしてもゴールデンウィーク中で空室が全く無いのだ。それに愛南町内にある『紫電改展示館』には予てより是非とも行ってみたいと思っていた。

 観自在寺から街中を抜け、南西方向の馬瀬山にある『紫電改展示館』をめざしていると、山頂になにやら展望台らしきものがある。GoogleMapを見るとどうやら『宇和海展望タワー』らしい。この形からして回転しながら昇降する展望タワーのようだ。ようし、これにも乗ろうと坂道を上るペダルにも力が入る。

 10:10、『紫電改展示館』に到着。展示してある紫電改は昭和53年に愛南町久良湾の海底から発見され引き上げられたもの。世界にわずか4機しか現存せず、日本にあるのはこの一機のみ。搭乗員の写真や、機体とともに引き上げられた品々が展示されており、紫電改に関する資料のほか、搭乗員たちのエピソードや家族にあてた手紙などを観ることが出来た。不覚にも涙してしまった。

紫電改展示館の外にある展望所からの景色)この辺りの海に紫電改が沈んでいたのか。

 残念ながら展望タワーは閉まっていた。なんでも震度6強から7に絶えうる耐震性がないためらしい。私ならもしものことがあっても文句は言わないがなぁ。事前に告知さえしてあればかまわないとも思うが、今の日本には自己責任という言葉が無いからなぁ。わかっていながら営業していたとする訴訟問題にもなるのだろうな。ロープウェイの駅もあったが、これも止まっている。

 紫電改展示館を見学した後はさらに西に進み、西海観光船 『海底が見える船』の船着き場まで行った。今日は風が強く、船は出すが遊覧のみで、海底が見えるスポットへは近づけないという。単に海岸の景色を楽しむだけならわざわざ船に乗る必要はないと御荘湾岸沿いの道をサイクリングして市街地に戻った。

 昼飯は『うどん白椿』で食べることにした。10人程度の待ち客が行列しており、うどん屋にしては若い客が多い。15分ほど待って店内に入ることが出来た。私は「ちくわ天ぶっかけ」(大)を注文。(大)を通常の3割か5割増と予測していたのだが、倍の量かと思うほどでびっくりした。なるほど若者に人気が出るはずだ。

 うどんでお腹が苦しい。近くにある図書館を検索し、愛南町『御荘文化センター』に入る。地元高校生が勉強している横でソファーに横たわり一時間ばかり昼寝した。つれ合いによるとどうやらいびきをかいていたらしく恥ずかしかったとか。知らんけど。

 昼寝のおかげで少し楽になった。国道56号を北上し16時前に柏にある『民宿柏坂』に投宿。缶ビールを二本がぶ飲みし畳に大の字になった。

 夕食はカレー、鶏の唐揚げ南蛮漬け、ポテトサラダなど。カレーは家庭的な味。ボリュームたっぷりだったがおかわりした。デザートは柏餅。今日はとにかくよく食べる。いや、今日に限ったことではないか。満腹になった後は爆睡。これもいつものとおり。

 本日の走行距離61.50 km、総上昇量680m。