佐々陽太朗のチャリチャリ日記

人生いたるところに夏休みあり。佐々陽太朗の自転車日記。60歳と6ヶ月で仕事をリタイア。目指すはピンピンコロリ。死ぬまで元気なジイサンでいたい。輪行自転車旅、ポタリング、日々のトレーニングなど。

四国遍路再開。久礼『大正町市場』で昼呑み、夜は須崎『土居義』で吞む。

2022/04/29

 自転車で巡る四国八十八ヵ所遍路。前回は須崎駅で区切りとしたが、本日再開のため須崎市に向かった。移動日の今日こそ雨だが、その後の天気予報は良好。事前の天気予報ではGWの半分ぐらいは雨が降りそうな予報だったのが、出発日になってみれば四国は明日以降晴れ続き。いつもながら私の晴れ男ぶりは大したものだ。

 須崎市に向かうについては、ご当地にご縁が深くていらっしゃる知人M氏にご同行願った。M氏のおかげで須崎駅至近の場所に車を長期駐車させていただけることになった。

 四国に入って須崎に到着するまで土砂降りであった。しかしちょうど正午ごろ須崎に着いた頃には雨は小降りになっていた。今日は須崎市内にホテルを予約してあり、自転車遍路は明日に開始するので、今日は降るだけ降って明日以降スッキリ晴れてくれるとありがたい。

 お昼は土佐久礼に行って大正町市場で昼呑みすることにした。市場で酒と肴を買いもとめれば市場のすぐそばにある中土佐町観光拠点施設『ぜよぴあ』で飲食が可能だ。こうした公共施設は通常飲食禁止、まして酒などと不埒なというところが多い。しかしさすがは土佐である。呑助に理解があるのだ。えらいのだ。おまけに施設を管理しているおかあさんが、「ゴミはぜ~んぶ捨てていってよかよ。分別もせんでイイきに。こっちでやる」と言ってくれるのだ。他県では鼻つまみ者の呑助も、ここではやさしく大切に扱われるのだ。ここは楽園。おもわず ”願わくは 久礼市場にて 昼死なん その酒(ささ)のまわりける頃” などと詠んでしまった。

 昼酒に陶然としたあとは、久礼八幡宮のとなりにある『高知屋』で「ところ天」を食べた。こちらのは黒蜜でも酢醤油でもなく、おろし生姜風味のだし汁でいただくのだそう。どんなものかと食べてみると、これが酔った口にスルスルと入ってきてうまい。これはアリです。

 土佐久礼から須崎への帰り列車を待つ間『中土佐町立美術館』で谷岡久の作品その他を鑑賞。谷岡久については全く知らず初めて観たが、私には良さがわからなかった。

 須崎に戻り、ホテルにチェックインして暫し休憩。夜になって今度は須崎市内で飲む。店は『土居義』。地元の人に愛されている店のようであった。ひやでやる酒も、刺身も、揚げ物も、だし巻きもすべてがうまかった。〆に「土佐巻き」と「新香巻き」を頼んだが、「土佐巻き」のニンニクがガツンときてうまい。こりゃぁ明日も元気出るわ